京大生の落書きノート【元:京大情報工への軌跡】

元受験生。今は学生生活の中で考えたことを色々。今は京都大学情報学科でお勉強しています、

人間やめますか、外に出ますか

自分はインドア派で、正直ずっと家にいたい。
ゲームは最高やし、YouTubeとかサブスクとかで全然毎日幸せに暮らしていける。
ただ果たしてそれでいいのかと一念発起して今年はいろんな場所に行って、いろんなことに挑戦した。
その結果、新しい職を得て年収は大幅に上昇したし、夢もできたし、いろんな価値観の変化もあって、今までの人生の中で一番成長を実感できる1年になった。
それと同時に、今まで外に出なかった間ちょっとずつ成長する機会を逃し続けており、それを経験していればもっと成長できていたのだろうという後悔も生じた。
そこで自戒の念もこめて、ここに言語化した。

人間が成長できるイベントは外でしか起こらない

恋人連れてるやつを見て羨ましいなと思ったり、飲食店で文句言ってる客を見てあぁはなりたくないなと思ったり、友達と喧嘩して反省したり、仕事で褒められて嬉しかったり、立ち寄った本屋で店員おすすめの本を買ってみたり
そういう人生のありとあらゆる小さなレベルアップの機会は全て外にしか存在しない。
なぜならばそういう機会には、自分と異なる人、物との接触が必須であり、自分の延長線である部屋の中にそのようなものは存在しないからだ。
もちろんインターネットが普及した現代では、家の中にいてもそういうイベントを体験することはできる。しかしそれは非常に偏ったコミュニティでの、非常に偏った体験でしかない。
そういった偏ったレベルアップイベントしか踏んでこなかった人間が最終的にどうなってしまうのか、それは何となく想像がつくと思うし、そうやって生まれた化け物をインターネット上で目撃したことがあると思う。

外に出ない人生っていうのはルーレットを回さない人生ゲームみたいなもの。
人生ゲームっていうのは、ルーレットを回して出た目の数だけマスを進めて、止まったマスのイベントによって、お金が増えたりその他ステータスが変動したりする。
外に出ないっていうのは、ルーレットを回さないことと同義。
それで一つもマスを進めないままなぜかターン数だけが過ぎて行ってしまい、気づけばゲームエンド!みたいなことになってしまう。

とにかく外に出てルーレットを回し、マスを進めて、イベントに遭遇しなければならない。

挑戦はノーリスクである

さて、今言った通り、外に出なければイベントは起こらない。
だがもちろん外に出れば必ずイベントが起こるというわけでもない。
イベントに遭遇するためには、自分が少しでも気になった行動をとりあえずやってみるってことが必要になる。
例えば、飲み屋で隣になったおっさんに話しかけてみるとか、渋谷ハロウィンに1回行ってみるとか、ナンパしてみるとか、YouTubeに動画投稿してみるとか、やってみたかった仕事に応募してみるとか。
でもこういうのってなかなか挑戦できない。やろうかどうか迷ってるうちに、まあいっかってなってしまう。
でもよくよく考えてみてほしい。それ失敗して何を失うことがあるの?
ちょっとのお金と時間くらいっていうのがほとんどの場合だと思う。
それを失ったところで別に致命的ではない。
むしろ若い時代のな貴重な貴重な「あれちょっとやってみたいな」という気持ちを捨ててしまうことに比べれば無視できるくらい小さい。

妖怪ウォッチに、万尾獅子(まんおじし)っていう、満を持さないと(準備が完了しないと)行動に移さないっていう妖怪がおったけど人はそれに取り憑かれすぎ。
漫画を書きたいなら漫画を書く。私は絵が下手だから画力の向上から~じゃない。
YouTuberになってみたいならとりあえずそのスマートフォンで動画を撮る。俺機材とか持ってないし~じゃない。
好きな子がいるならとりあえずご飯に誘う。いや断られたら嫌やし~、じゃない。
下手やったらまた書けばいい、編集できないなら台本を工夫すればいい、断られても次の女の子に行けばいい。
最初から100点を狙おうとするな、今できる範囲でいいから40点でも60点でも1回提出しろ。

何よりも重要なのは、ほんの小さなものでもいいから自分の「気になる」って気持ちを大事にして後先考える挑戦してみること。なぜなら挑戦はほとんどの場合ノーリスクなんだから。

まとめ

結局言いたいことをまとめると「外に出て、何でもやってみろ」
ただそれだけのこと。
実際自分はそうやっていろんなことがうまくいくようになったし、周りの「あいつすげえなあ」てやつは全員それをしている。

人生の目的は、死に際に読む思い出アルバムを作ることだと言ってるやつがどこかにいたが、まさにその通り。
成功したこと失敗したこと、楽しかったこと辛かったこと、自慢したいこと恥ずかしかったこと、その経験全部が自分の思い出になるし、そういう経験を通して成長することによってまたさらに新しい経験に出会うことができるのではないかなと思う。

つまり、人生は冒険や!

合格への軌跡【1月編】ラストスパート

共テお疲れ様!花宮です!

 

共通テストと京大本レが終わり、一息ついたのでここらへんで方針を見直しておきます

 

流れ

  1. 共テの結果
  2. 現状の分析
  3. 二次での作戦
  4. まとめ

 

1.共テの結果

京大工学部傾斜

  • 倫政  97/100
  • 国語  40/50
  • 英語  46/50
  • 総計  183/200(91.5%)

悲願の90%!倫政最強!

 

2.現状分析

各能力を高い方からSABCDの5段階で主観評価

大受験生の平均をB、情報学科合格に必要なラインをAとする

 

❏数学 A

方針S  計算C 論証A 安定性D

→基本的には出来る部類に入るはず。しかし計算力が低く安定性にも欠ける

情報受験生と戦う際にはアドを稼げる科目ではなく、むしろ守りに入るべき科目

 

❏英語 B

マクロA ミクロB 和英作B  条件英作C

→能力としてはやや読解に偏っており、総合で見ると普通くらい

英作文は点数稼ぎどころであり、あと1ヶ月とにかく量をこなし、表現の幅や誤魔化し方を覚えたい

 

❏国語 A

読解A 表現A 古文B

→冬期講習でかなり改善された

実際その冬期講習の最終日のテスト(恐らく京大実戦の過去問?)では6割とれた

共テ用に勉強した古文を京大用に調整して得点源にしたい

 

❏物理 A

現象理解A 計算B 速度A

→今まで物理の雪崩計算ミスが怖くて物75分化105分としていたが、普通に半々にしたほうが合計点が高くなることにやっと気づいた

隠れエース科目

力学電磁気に比べて熱波動原子の習熟度が低いことが気になる

 

❏化学 B

理論C 無機D 有機S

→問題児。有機をガチってるおかげで模試ではそこそこいい点数を取れているのだが、理論無機のお粗末さは底辺に近い

理論無機をどう勉強するかが今後の分かれ道かもしれない

 

❏総合 A-

→順当に実力を発揮すれば、最低点には滑り込めると思う

 

3.二次での作戦

以上を踏まえて作戦を考えます

僕は割と5科目満遍なく取れるタイプなので、全科目で妥協点を取る、というのを基本作戦に

この作戦を通そうと思うと考え方は2つ

・失敗の可能性を下げる

・1つ失敗してもカバーできるようにしておく

しかし情報志望相手にアドバンテージをとれる科目なんて存在しません

強いて言うなら一次試験の倫政くらいです

なので消極的な作戦ですが、前者を徹底することになります

そのために主な負け筋を以下に挙げました

 

①数学で標準的なセットが出題され、かつ花宮だけが何らかの原因で失敗

②物理で雪崩計算ミス

有機超易化理論標準 or 有機超難化理論標準

④設問条件の勘違いや、パニックが原因の基本事項でのミス(共テ数学でやらかし経験あり)

 

そしてその対策案

近年の傾向的に計算力重視の問題が2問はでる。

計算問題への苦手意識を払拭し†丁寧な計算†を心がけ、最初の1時間で2完を確保する

残り1時間半で発想力や論証が問われる問題を2問ほどとき、130点を狙う

 

見直しはそこまで丁寧にするつもりはない(性格的にできない)ので解答を書く段階でかなり丁寧に書くことを心がける

 

見直す時間はほとんどないので、ミスの傾向を掴んでおき、その対面では途中式を多めに書くなどして対処する

 

有機で点差がつかず、理論で差をつけられるという状況が一番マズイ

20,21年の理論であれば大した点差はつかない(あれで点差つけれる層はそもそも合格最低点には関与しないので無視していい)ので、以前の難易度に戻った際を警戒し、標準問題の演出を増やす

 

共テで初めて発生したアクシデントなので、これが一番怖い

問題の意味が何回読んでも理解できなかったり、普段なら絶対しない操作ミスをしたり

まだデータが少ないのでこの辺の対策案は未定

誰か相談に乗って欲しいです

 

これら以外にも普段の演習で失敗するたびにそれをデータとして糧にしていき、地味な作業にはなりますが、一つ一つ負け筋を潰していく1ヶ月にします

 

4.まとめ

以上より基本方針は以下

❏数学

計算力を増強し、安定性と再現性を

(京大模試の過去問/阪大の過去問/実強問題集)

❏英語

英作文増強で妥協点

(金本/京大模試の過去問)

❏国語

表現力の維持と古文の調整で得点源へ

(東進の京大国語/古川先生の復習)

❏物理

ミスデータの分析で得点源へ

(京大模試の過去問/分析ノート)

❏化学

理論を鍛えて事故防止

(18年以前の京大の過去問)

 

以上です。ここまでありがとうございました!

あと1ヶ月!

1ヶ月の苦しみと一生の後悔どちらを引き向けるか最後の1秒までしっかり頭使って頑張ります

花宮でした!

合格への軌跡【11月】

花宮あもです

寒くなってきて、いよいよ受験だなぁと感じるようになってきました

不安に押しつぶされそうですが、頑張りましょう

 

【目標と現状】

※21年度の難易度を想定して、模試や過去問からこれくらい取れるだろうという想像

 

科目 / 目標 / 現状 / 差

数学 / 140 / 120 / 20

英語 / 100 / 85 / 15

理科 / 130 / 110 / 20

国語 / 65 / 40 / 25

合計 / 435 / 355 / 80

 

 

 

【合格とのギャップ】

□数学 

合格とのギャップ : 安定性

変わらず安定性がネック

いまは数3を強化中。これが終わり、1A2Bのセット演習をして感覚を取り戻したらかなり安定する見込み

 

□英語

合格とのギャップ : 時間、説明問題

英作文は良くなってきたが試験になると時間が足りず、雑になり結局減点、みたいなことが多い

一冊演習的な本を追加して、時間を測って毎日書くのはありかも

この時期に参考書を追加することへの抵抗はあるが

説明問題はお手上げ。分からない

現代文にヒントがあるかもと期待

 

□理科

合格とのギャップ : スピード、正確性

 

苦手意識のある溶液の理論、無機理論を除けば、基礎学力は十分に思える

とにかくスピードが足りない。無理してスピードを出すと次は正確性が足りない。

適宜知識を補いつつ過去問演習を繰り返すのが良いのだと思う

ただ昔の京大理科は比較的簡単なので、東北か名古屋あたりを素材として検討中

 

□国語

合格とのギャップ : 全部

伸びしろの塊

東進の京大国語の講座だけを徹底的に吸い取る

恐らくそれで十分すぎる点が取れるはず

他教科の兼ね合いの中でどれだけ手際よくやれるか

 

 

【展望】

とにかくバランス取りに徹して、アベレージヒッターで合格する

全科目もう一回りずつ強化する必要があるが、合格は十分に射程に入っていると思う

ボクの場合触れない科目があるとその子が暴落するので、ここからは毎日全科目に触れることを意識し、全体的に少しずつ伸ばしていく方針で行く

 

【感謝】

ここまで読んでくださりありがとうございます

みなさんの応援のおかげで頑張れています

特にオープンの前日にメッセージをくれた方、本当にありがとうございました

精神的にとても大事な1日で、凄く怖かったのですが、メッセージのおかげで頑張れました

もう冬に差し掛かり、受験の足音が聞こえてきました

あともう少しです。一緒に頑張りましょう!

 

 

合格への軌跡 【10月編】

花宮です

夏冠も返却され、過去問もある程度解き、データが集まりましたので、「合格への軌跡」と銘打って分析してみます

 

いつもは紙に書き出してぶわーーーっと考えるんですけど、今回は文章なので伝わりにくいかも…!

字がもっとキレイなら、ぶわーーーっと書いた紙の画像を貼り付けるだけでいいのだけれど…笑

 

 

☆現状分析

◇夏冠

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◇2019年

英 75/150

数 107/200

物 42/100

化 76/100

Σ 382/700(工学部傾斜)

得点率 54%

 

まずは夏冠時点での分析から

・数学以外は同じような点数

・逆に数学の出来で判定が大きく揺れる

(オープンC判 実戦B判(A判まで後1点!笑))

・理科、英作文、国語が弱い(勉強が間に合ってない)

 

ここから秋は

・とにかく理科を伸ばす

・英語に毎日触れるようなする

 

ことを念頭に進めました

さてここからが本題の19年の分析です

 

☆2019分析

この年は英・物が大きく難化し、数・化は易化した年でした

各科目に分けて見ていきます

 

◇数学

理想:130 素点:107 差: -23

 

中コケ程度

課題

①論証の不備が目立った

複素数平面という分野がある事を忘れていた(ずっと複素数平面が範囲外の過去問を解いていたため)

 

◇英語

理想:80 素点:75 差:-5

 

75は結構ザックリとした自己採

Z会に添削に出したので、それ待ちです

 

課題

①内容説明問題が苦手(というか経験不足)

②自由英作文が苦手(これも経験不足)

 

◇物理

理想55 素点42 差-13

 

◇化学

理想86 素点76 差-10

 

理科は同じ分析になるのでまとめてやります

 

課題

①とにかく体力が足りていない

 

いままで復習の都合上、化学と物理を分けて解いていたんです

今回から合わせて3時間で解くことにしたのですが、有機を解き終わって物理に入ったタイミングで、文章が頭に入ってこないことに気づいたんですよね

 

大問別の点数も、後ろに解いた問題であればあるほど単調減少していました

 

その日は答えを見ずに放置して、翌日解いてみたら間違えたどの問題も全然解けるレベルの難易度でした

なのでここから必要なのは

・3時間集中しきる体力をつける

脳死でも解けるほどレベルをあげる

ことの2点だと思いました

 

 

☆いかにして合格平均点に乗せるか

 

以上を踏まえてここから具体的な方針を考えます

 

①数学の安定性を上げる

(これ以上レベルを上げる必要ない。自分のレベルを安定してアウトプットできるようにする)

②英語の内容説明、自由英作の得点率を上げる

③理科の体力を付ける

 

とりあえずこの3点が目下達成すべき目標

 

そて、そのためには何をすればいいんでしょう

 

①③は数をこなすしかないような気がします

つまり、過去問でも、模試でも、他大の過去問でもいいですが、実戦形式の問題をひたすら沢山解いて、アウトプットに慣れるしかないのではないでしょうか

 

なので対策としては「量」とすることにします

理科の素材として東北大を、数学の素材として一橋(1A2B)と神戸(3)を使うことにしましょう

また特定分野の補強として、せか京ととき抜く化学、物理ノートを使うことにします

 

 

さぁ問題は②です

参考書を使うのがてっとり早そうです

内容説明問題については英文読解の着眼点が良さそうです

13番くらいまでやって、京大の過去問に入ってしまったので、残っている7問を解くことにして、この方法論を京都にどう転用しようか?と考えてみて自分で方法論を再構成してみることにします

 

自由英作文はわかりません!誰か助けてください!w

 

 

理想得点までのギャップはそこまで大きくなく、上記をこなせば達成されると思います

次の冠は今回の課題の克服を目標にして臨みます

 

合格最低点までは実はあと二次の英数理で7%ほどです

こうして分析してみると、7%というのは、それこそ目と鼻の先、のように思えてきました

僕も人間なので凹んだり調子に乗ったりするわけですが、優しく見守り、応援してもらえるとありがたいです

明らかにおかしな方向へ進み始めたら「それは違う!」と教えやってください!!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

受験数学との向き合い方



花宮です
先日ツイキャスで来てくれた人達と数学について色々話してたんですが、僕の考えを上手く説明できなかったので、この場を使って説明しようと思います


※注意
僕は数強ではないですし、「俺は数学ができるから真似しろよw」みたいなのではないです
あくまで、僕はこう考えてる、というのを紹介するだけです


 1.「数学の問題を解く」とは?

数学の問題の大部分は以下の構造になってます

 

与えられた条件A

↓言い換え

A'

A''

求める条件A''' 

 

例えば
x²+2ax+1=0が実数解を持つ

(判別式)≧0

a²-4≧0

a≦-2 または 2≦a
といった具合です
最終的に作る条件はこの問題のように数値であったり、あるいは命題だったりします


最後が命題の例としては
「〜のとき、△ABCは正三角形であることを示せ」
与条件

・・・

AB=BC=CA

△ABCは正三角形

などがあります

 

結局、問題を解くときに考えるのは

①スタートとゴールは何か?

②スタートとゴールを繋げるにはどうすればいい?

 

という2点になるということです
(スタートとは与条件のこと、ゴールとは求める値や示すべき命題のこと)

 

 

2.スタートとゴールの把握

すべての始まりなので一番重要なのですが、どうにもあんまり意識してない人が多い気がします


・与式をなんとなく変形したけど結局何やってるかよくわからなくなった
・問題の与条件を1つ忘れてて泥沼にはまった
こういう経験ありませんか?


これはスタートとゴールを明確に把握できていない事、また後述する「モチベーション」を意識できてないことが原因です
必ずスタートとゴールは余白にメモして、明確に意識するようにしましょう 

 

 

3.スタートとゴールの繋げ方

僕の繋げ方は以下です

 

状況を整理し、
条件を 日本語、数式、図の3面から捉え、
一本ずつ矢印を繋いでいく

 

なぜ日本語、数式、図の3つの捉え方が必要なのでしょうか?

それは各々に以下のような特徴があるからです

 

・日本語

一番扱い慣れてる

しかし数式より情報量が少なく、文脈により意味が揺れてしまう

 

・数式

条件を簡潔に表現できて、情報量も多い

しかし扱うのが本当に難しい

 

・図

状況が視覚的に分かり、数式より扱いやすい

しかし情報量が数式より少なかったり、図にしにくい条件があったりする

 

数学を記述する上では数式が絶対的に最強なのですが、どうにも扱いにくいので、必ず日本語と図でサポートしながら進めていく、というわけです

 

ここまで聞いても「?」といったところでしょうから実演しましょう

 

4.実演


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東北大学2015文系

 

①まずはゴールとスタートを明確に
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②次にゴールとスタートを繋ぎます
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③ある程度方針が立ったので、最後に解答の見通しを立てます
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④解答作成へ

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【ポイント】

矢印の繋げ方

ゴールから

「〜〜が欲しい」←そのためには←「〜が欲しい」

と繋げていく

この「〜〜が欲しい」というキモチを、思考の動機、つまり「モチベーション」と僕は呼んでいます

モチベーションがハッキリすれば何をすれば良いかは自ずと決まり、次の矢印へと繋がるわけです

 

この問題は易しいので日本語だけで上手く矢印を繋げれましたが、難問になってくると日本語、数式、図を反復横跳びしながら一歩ずつ進めていく必要があります

反響があれば、日本語と数式と図の反復横跳びが要求される問題の記事もいずれ書きましょう

 

 

定義はなぜ大事なのか

賢い人はよく「定義が大事!!」と言っていますね

その理由はなんでしょうか?

僕の立場では「矢印の一歩目になるから」です

 

この問題では

「ゴールは確率を求めること」

→「確率を求めるには何が必要だっけ?」

→「確率の定義を思い出そう」

という流れから、確率の定義が最初の一歩となりました

定義が疎かだと、この一歩目から危うくなってしまいます

だから僕は定義を大事にしろ!というのです

 

 

2番

 


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同様に、スタートとゴールを明確にし、これを解決するために欲しい事を整理していきます

【ポイント】

解法の発想

状況を整理すると結局

αβ=1からpの条件を出して、pのパターン数を数えれば良さそうだと分かります

 

αβ=1という特徴的な式から、解と係数の関係を連想するのは簡単でしょうが、普段の学習ではあくまで、解αβと係数pを繋ぐ式が欲しいというモチベーションを大事にしたいです

 

問題を読んだときに直感的に、この解法が使えそうだ…!と反応できる能力も入試には必要ですが、それは少しセンスもいりますし何より経験が物を言ったりもします

モチベーションに基づく解法の発想の場合、時間はかかりますが飛躍が少ないので安定性、再現性に優れています

普段はモチベーションを意識して学習を進め、数をこなしていくうちに

「こういう問題は解法aと解法bと解法cが使えそうだな」

という天下り的な発想も身に付け、そこから

「問題を整理したところ、○○が欲しくて、そのためにはaが一番使いやすそうだな」

と組み合わせることで、素早く・再現性の高い数学力が育成できると思います

 

僕は今この天下り的な発想を整理しているまっさなかです

 

確率の必殺技

確率の基本はとてもシンプルです

 

全てのパターンと条件を満たすパターンを、全て書き出して数えればいいだけです

 

確率が難しくなるのは

・一つ一つのパターンが等確率でないといけない(同様に確からしい、というやつ)

・書き出すには多すぎる

 

せいです

書き出すのが大変なので、同じものを含む順列やら円順列やらの解法を習得する必要があるわけです

全ては「パターン数を数えたい」というモチベーションに基づいてることを意識すれば見通しも良くなるかと思います

 

今回は数える手段として、樹形図を選びました

パターン数が多くなければ樹形図は最強です

100通りくらいまでなら樹形図でゴリ押しも十分選択肢に入ります

 

 

総括

言いたいことが散らかってしまった感じがするのでまとめておきます

 

・全てはスタートとゴールを明確にすることから始まる

・状況を日本語、数式、図の3つを反復横跳びしながら整理せよ

・整理した状況から、〇〇が欲しい!というモチベーションを見出し、解法を発想する

 

以上3点が伝えたかったことになります

やってみればわかりますがめちゃくちゃ時間がかかります

僕が模試を解く際には、直感的に解法が発想できる問題は直感に頼り、そうでない問題にでくわしたらこの方法を用いてじっくりと解決にあたる、という感じでやってます

 

しかし直感的な発想も、今まで何回もこの方法を用いて発想してきたからこそ、道中をショートカットして発想できるようになったのだということを意識すべきです

 

結局、普段は全ての問題に対してこの方法を用い、段々慣れてきたら直感とのバランスを取っていく、というのがいいかと思います

 

 

なにも僕のやり方を全て真似しろなんて言うつもりはありません

これが合わない人もいれば、できない人もいると思います

とはいえ何かしら得るものは提供できたとは思うので、何かの役に立ててくださると嬉しいです

ここまで読んでくださりありがとうございました!

一緒に受かりましょう!!

 

 



 

 

 

 

【夏実戦】作戦と目標

夏実戦です

あんまり元気がないのでサラッと

 

理想(死守)

数:100(80)

英:90(75)

理:110(90)

 

〈数学〉

2完を死守し、3完を狙いたい

過去問ならまっさきに30点問題を取りに行くが、駿台は30点問題が異様に難しいことが割とあるっぽいので柔軟に行こうと思う

また駿台は論理性にかなり厳しく採点されるようなので、丁寧な答案作成を心がける

 

〈英語〉

英作は全然勉強できてないので、少しでも点が入ればいいや程度に解き、和訳に全てを捧げる

 

〈理科〉

合わせて100超えを取りに行く

構造決定→物理→理論の順

構造決定は時間をかけて、丁寧にやろうと思う

もし構造決定で時間を使いすぎた場合は物理・理論が責任を負わせる

構造決定はうちのエースなんだから仕方ない

熱力と無機が出ない事を祈るしかない

お気に入り参考書リスト

ハナミヤダヨー
オープン終わったので今日は僕が好きな参考書を羅列します
好きなだけでオススメしてるわけじゃないです
オタクのフィギュア自慢みたいなものだと思え!

【数学】

①実力強化問題集(駿台

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すぎやん最強!な一冊
杉山先生は駿台数学四天王の一角で、他にハイ完と京大数学プレミア厶を書いておられます

最強の基礎固め教材
ポイント集が神なんだよなぁ!?!?

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なお学校を通してでしか購入できない幻の教材
僕は学校の数学科に土下座して買ってもらいました
ありがとう!H先生!教師の中であなただけは大好き!


②真 解法への道(駿台、東京出版)
まごうことなき神
問題の難易度が高いんだけど、問題解説の前にある分野毎の考え方?の説明が素晴らしいので、そこだけでも買う価値あり!
てか俺も全然解けてねぇ
あと解法の名前がおもろいです
出木杉のび太論法とか、奇跡の合コンとか
下は個人的に好きなページ
箕輪先生、サイコーーー!w
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【英語】
①英文読解精選(河合、学研)

ハイレベルな英文解釈の教材
自然な和訳の作り方がのっててちょーーーー助けられた
つーか和訳の作り方を載せてる教材がなさすぎるよなぁ!?!?
ここに乗ってるルールをきちっと覚えて使えるようにせい!


【化学】
①化学の計算(駿台
京大化学の神 石川正明師の超代表作
20年の京大化学を解答速報で痛烈に批判し嘔吐事件の被害者を救ったとか
理系受験生の聖書
理論分野の根本的なところから解説し、その後に自然な流れで計算方法を紹介するというなんとも素晴らしい本
この本のおかげでかなり化学が好きになった
てか化学って暗記科目なんだと思ってた()
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②構造決定の要点・演習(駿台、角川)
駿台で一番構造決定が速いと噂の黒澤師の本
構造決定で覚えておくべき点が一問一答形式でのってて、本当に勉強しやすい
後ろに付いてる問題編ではいきなりかなり難しい問題を扱ってるが、一問一答編を固めていれば意外と解けるし、解けなくても解説が素晴らしいので問題ない
やれ!!!!
構造決定が楽しすぎて、深夜に狂ったようにこの本をやってた思い出
からしたら少し気持ちわるいわね


【物理】
①物理攻略のヒント(鉄緑
っぱ鉄緑会ってすげぇわ
物理で躓く点はだいたいここで解決できる
というかここで解決できすぎるせいで思考力がそだってないのではないかと不安になるくらい
あとサイズがでかいからカバンで異様なオーラを放ってる


その他好きな本
・リアル入試数学
・ハイレベル数学の完全攻略
・世界一わかりやすい京大理系数学
・速単
・標準問題精講(化学)
・ジャンプアップノート(化学)
・標準問題集(物理)
・為近の解法の発想とルール

みんなはこんなに沢山買わずに、一冊を極めようね!😁