京大生の落書きノート【元:京大情報工への軌跡】

元受験生。今は学生生活の中で考えたことを色々。今は京都大学情報学科でお勉強しています、

人間やめますか、外に出ますか

自分はインドア派で、正直ずっと家にいたい。
ゲームは最高やし、YouTubeとかサブスクとかで全然毎日幸せに暮らしていける。
ただ果たしてそれでいいのかと一念発起して今年はいろんな場所に行って、いろんなことに挑戦した。
その結果、新しい職を得て年収は大幅に上昇したし、夢もできたし、いろんな価値観の変化もあって、今までの人生の中で一番成長を実感できる1年になった。
それと同時に、今まで外に出なかった間ちょっとずつ成長する機会を逃し続けており、それを経験していればもっと成長できていたのだろうという後悔も生じた。
そこで自戒の念もこめて、ここに言語化した。

人間が成長できるイベントは外でしか起こらない

恋人連れてるやつを見て羨ましいなと思ったり、飲食店で文句言ってる客を見てあぁはなりたくないなと思ったり、友達と喧嘩して反省したり、仕事で褒められて嬉しかったり、立ち寄った本屋で店員おすすめの本を買ってみたり
そういう人生のありとあらゆる小さなレベルアップの機会は全て外にしか存在しない。
なぜならばそういう機会には、自分と異なる人、物との接触が必須であり、自分の延長線である部屋の中にそのようなものは存在しないからだ。
もちろんインターネットが普及した現代では、家の中にいてもそういうイベントを体験することはできる。しかしそれは非常に偏ったコミュニティでの、非常に偏った体験でしかない。
そういった偏ったレベルアップイベントしか踏んでこなかった人間が最終的にどうなってしまうのか、それは何となく想像がつくと思うし、そうやって生まれた化け物をインターネット上で目撃したことがあると思う。

外に出ない人生っていうのはルーレットを回さない人生ゲームみたいなもの。
人生ゲームっていうのは、ルーレットを回して出た目の数だけマスを進めて、止まったマスのイベントによって、お金が増えたりその他ステータスが変動したりする。
外に出ないっていうのは、ルーレットを回さないことと同義。
それで一つもマスを進めないままなぜかターン数だけが過ぎて行ってしまい、気づけばゲームエンド!みたいなことになってしまう。

とにかく外に出てルーレットを回し、マスを進めて、イベントに遭遇しなければならない。

挑戦はノーリスクである

さて、今言った通り、外に出なければイベントは起こらない。
だがもちろん外に出れば必ずイベントが起こるというわけでもない。
イベントに遭遇するためには、自分が少しでも気になった行動をとりあえずやってみるってことが必要になる。
例えば、飲み屋で隣になったおっさんに話しかけてみるとか、渋谷ハロウィンに1回行ってみるとか、ナンパしてみるとか、YouTubeに動画投稿してみるとか、やってみたかった仕事に応募してみるとか。
でもこういうのってなかなか挑戦できない。やろうかどうか迷ってるうちに、まあいっかってなってしまう。
でもよくよく考えてみてほしい。それ失敗して何を失うことがあるの?
ちょっとのお金と時間くらいっていうのがほとんどの場合だと思う。
それを失ったところで別に致命的ではない。
むしろ若い時代のな貴重な貴重な「あれちょっとやってみたいな」という気持ちを捨ててしまうことに比べれば無視できるくらい小さい。

妖怪ウォッチに、万尾獅子(まんおじし)っていう、満を持さないと(準備が完了しないと)行動に移さないっていう妖怪がおったけど人はそれに取り憑かれすぎ。
漫画を書きたいなら漫画を書く。私は絵が下手だから画力の向上から~じゃない。
YouTuberになってみたいならとりあえずそのスマートフォンで動画を撮る。俺機材とか持ってないし~じゃない。
好きな子がいるならとりあえずご飯に誘う。いや断られたら嫌やし~、じゃない。
下手やったらまた書けばいい、編集できないなら台本を工夫すればいい、断られても次の女の子に行けばいい。
最初から100点を狙おうとするな、今できる範囲でいいから40点でも60点でも1回提出しろ。

何よりも重要なのは、ほんの小さなものでもいいから自分の「気になる」って気持ちを大事にして後先考える挑戦してみること。なぜなら挑戦はほとんどの場合ノーリスクなんだから。

まとめ

結局言いたいことをまとめると「外に出て、何でもやってみろ」
ただそれだけのこと。
実際自分はそうやっていろんなことがうまくいくようになったし、周りの「あいつすげえなあ」てやつは全員それをしている。

人生の目的は、死に際に読む思い出アルバムを作ることだと言ってるやつがどこかにいたが、まさにその通り。
成功したこと失敗したこと、楽しかったこと辛かったこと、自慢したいこと恥ずかしかったこと、その経験全部が自分の思い出になるし、そういう経験を通して成長することによってまたさらに新しい経験に出会うことができるのではないかなと思う。

つまり、人生は冒険や!